PHOTO CONTEST フォトコンテスト

第15回水景フォトコンテスト
テーマ「夏の水景」2023年

最優秀賞

作品名
「8月6日のヒロシマ」
名前
 村上 泉

コメント

風を受けて縦に伸びる噴水の水の形がきれいに出ています。画面が整理されていて、噴水と
女生徒を中心に左右対称の構図ですが、女の子に動きがあることと雲がアシンメトリーなの
で見ていてちょうど良いバランスです。お天気も写真の要素の一つで、青空があるからこそ
噴水も爽やかに映えます。撮影地は広島の歴史的な意味を持つ場所です。噴水は平和で豊か
な時代の象徴です。これからも多くの人に噴水を愛でる時間がありますように。

準優秀賞

作品名
「静謐」
名前
 中本 則昭

コメント

噴水の水しぶき、水面の波紋と桜の花びらの形が白黒写真の中では等価に白い水玉に見えま
す。日中に一瞬、非現実の世界を見るような静かな水景です。白黒写真にして成功している
ようです。

佳作

作品名
「夏模様」
名前
 佐竹 輝昭

コメント

雲とミスト噴水が連なって、人々が雲海にいるような面白い写真です。青空と建物が同系色
なので全体的に青と白のすっきりした画面になっています。人々はさりげなくもほぼ等間隔
の距離をとっていて、これはコロナ禍を経験して身についた距離感なのかもしれません。現
代の日本の空気感が写っているとしたら、立派な時代の記録でありえますね。

佳作

作品名
「トワイライト ファウンテン」
名前
 水野 敬雄

コメント

富山県富山市にある環水公園のこの噴水は何を隠そう、夏に期間限定で弊社が設置いたしま
した。広角レンズで風景全体をバランスよく撮ってあります。夕方から夜に移行するマジッ
クアワーの空模様を背景に噴水の色も形もきれいに出ています。噴水の水の表情は概してシ
ャッタースピードの加減で形をとらえられるのですが、シャッタースピードが長すぎても、
短すぎてもうまくいかず、この感じがちょうど良い加減です。

佳作

作品名
「君と踊りたい」
名前
 芦川 努

コメント

人物に近寄って自然な表情を写真に収めるのは難しいものですが、噴水の中で遊ぶ自然で楽
しそうな雰囲気が伝わってきます。噴水の水玉と画面に散らばるカラフルな色、男の子のリ
ラックスした満足げな表情、全体が相まって良い感じです。